フォーム修正で競技力が向上したボーイズリーグの選手の例をご紹介

記事執筆者
木村柄珠

理学療法士 Physical Therapist
山口県体育協会認定トレーナー
フィジカルプラス代表
毎年国体山口県チームに帯同しています。

Heiju Kimuraをフォローする
野球
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中学生になって肘の痛みがどこに行っても取れなかった選手です

様々な治療院で肘の痛みの治療を行っていた中学生(令和元年現在高校生になりました)です。

(30球程度の投球で痛みが出ていました)

初期の頃は治療院と併用してご利用頂いてましたが、痛みが段々とでなくなり、継続的にフォローするようになって現在はほとんど痛みが出て投げれないということはなくなりましたので治療院には現在通っていないそうです。

はじめは私自身は硬式野球の経験もなく、基本的なことしか出来ませんということでご了承いただきコンディショニングを承りました。

しかしながらどのようなスポーツでも基本があります。基本的な動作やそれに必要な可動性や筋力等が整うと自然とフォームも良くなる例だと思います。

細かいフォームについてはわたし自身もまだまだ学ぶべきところがありますので、一緒に考えさせてもらっています。

以下にトップの位置でのシャドウのフォームの変化を載せておきます。

画像は(顔を出さないため)ボケていますが、フォームの変化がよくわかると思います。

ボールをもっているのといない、撮影の角度などで若干違いはあるのですが、胸の張り方と肘の高さについては違いがわかりやすいと思います。

また高校入学直前ではしっかりと足を踏み出して体を傾けられるようになっています。

初期のフォーム

野球フォーム

現在のフォーム

野球フォーム

高校入学直前のフォーム

彼は通常の可動性のチェックでは特別カラダが硬いということもなかったのですが、投球動作になるとしっかりと胸を張ることが出来ず、肘下がり(両肩のラインに対してです)となりやすい状態でしたので、体幹機能向上と可動性の向上をメインにトレーニングを約半年続けています。(内容についてはここでは省略させて頂きます)

フォームが良くなることで結果もよくなり、ピッチングはもちろん、バッティングにも良い影響が出てきています。打率に関しては約四割向上したそうです。四割になったのではなく、四割上がったのですから、かなりの変化ですね。

その後私立の強豪校へ入学が決まり、1年生からベンチ入りしています。今後がまた楽しみですね。

野球をやっているお子さんに非常に多い、胸が張れない、肘が上がらないはただフォーム修正しようとしてもうまくいきません。

必要な要素をしっかりと抽出して必要な機能を得ることが不可欠です。

少し時間はかかりますが、怪我なく、最大限のパフォーマンスが出るためのお手伝いをフィジカルプラスでは行っています。野球に限らず、スポーツの痛みなどでお困りの際はご相談下さい。

スポーツコンディショニング