痛みの強い変形性股関節症…「歩くのもつらい」あなたへ──杖という選択肢を。

この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)
股関節の痛み 股関節の痛み・臼蓋形成不全
この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)

\ 股関節の痛み・違和感でお困りの方へ /

下関のフィジカルプラスでは、臼蓋形成不全・変形性股関節症・人工股関節術後など、股関節のお悩みに対して 姿勢と動作を整える専門的なサポートを行っています。

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「見た目が気になるから杖は使いたくない…」
そんな思いから、痛みをこらえながら歩いていませんか?

変形性股関節症は、関節の軟骨がすり減り、痛みや動かしにくさが進んでいく疾患です。特に女性に多く、臼蓋形成不全や発育性股関節形成不全の影響で発症するケースが全体の多くを占めるとも言われています。

初期は「違和感」でも、進行すると起こりやすいこと

  • 体重をかけたときに強い痛みが出る
  • 靴下を自力で履きにくくなる
  • かばう歩き方が続き、姿勢のくずれが目立ってくる
  • 歩ける距離が短くなり、外出がおっくうになる
  • 日常生活の動作そのものが負担に感じられる

といった状態に進んでいくことがあります。

この段階で無理を続け、杖を使わずに我慢して歩き続けると、
痛みや変形、歩き方のクセがさらに強くなるリスクが高くなってしまいます。


杖は「老けて見えるもの」ではありません。

あなたの股関節を守るための“大事な道具”です。

杖を適切に使うことで、次のようなメリットが期待できます。


✔ 1. 股関節への負担をやわらげる

杖は、体重の一部を腕へ分散させることで、股関節に集中する荷重を減らしてくれます。
ただし、どの種類の杖を・どちらの手で・どの位置でつくかによって、その効果には大きな差が出ます。

● T字杖

  • 基本は痛みのない側の手で持つ
  • 股関節にかかる負担をバランスよく分散しやすい
  • 一方で、実際には“痛む側の手”で持ってしまっている方も多い

● ロフストランドクラッチ・松葉杖

  • 痛む側の手で持つ設計になっている
  • 腕や上半身の力を使うため、股関節の荷重をより大きく減らしやすい
  • 歩行時のふらつきや不安定さを抑えやすい

杖の種類や持ち方は、股関節の状態や痛みの場所によって最適な方法が変わります
自己流で判断せず、整形外科や理学療法士など専門職に一度見てもらうと安心です。


✔ 2. 歩行の安定性が高まり、クセも悪化しにくい

杖を使うと、地面に接している点が増えるため、
バランスをとりやすくなります。
その結果、痛みを気にして片側に寄りすぎる歩き方や、体を大きく傾けるクセが悪化しにくくなります。


✔ 3. 「外に出よう」という気持ちを支えてくれる

「杖を使うと筋力が落ちてしまうのでは…」と心配される方も多いですが、
実際には杖のおかげで外出しやすくなり、
結果として体を動かす機会が増える方も少なくありません。
痛みで家にこもりがちになるよりも、
安全に動ける範囲を広げることが、筋力や体力の維持にもつながります。


T字杖の基本的な使い方


✔ 杖の高さの目安

  • まっすぐ立って、腕を自然に下ろしたときの手首の少し上が目安
  • 杖を持ったときに、肘が軽く曲がる(おおよそ30度前後)長さ
  • 変形性股関節症の方は、やや長めに調整した方が歩きやすい場合もある

✔ 杖をつく位置

  • つま先から前方30cm・外側30cmを目安に置く
  • “痛みの強い側の足”を出すタイミングで、杖も同時に前へ出す
  • 体重を預けすぎると、かえってバランスを崩すこともあるため注意する

✔ 杖の握り方(よくある間違いポイント)

  • グリップ全体を包み込むように、指先まで軽く添えて握る
  • 前後を反対に持ってしまうケースが意外と多い
  • 不安がある場合は、医師や理学療法士に実際にチェックしてもらうと安心

痛みの整理 × 歩き方の確認 × からだのケアをまとめてサポート

フィジカルプラスでは、次のような流れで股関節のお悩みに向き合っていきます。

  • 股関節の痛みを「姿勢・動作」の観点から細かくチェック
  • 臼蓋形成不全・変形性股関節症など、診断内容もふまえた保存的サポート
  • 歩き方や杖の使い方の確認・アドバイス
  • 日常生活で動きやすさを目指したコンディショニング

「変形しているから仕方ない…」
そう感じている方でも、歩き方や体の使い方を見直すことで、
日々の過ごし方が変わってくる可能性は十分にあります。

痛みをひとりで抱え込む前に、一度ご相談いただければと思います。


▶ 杖に頼りきりになりたくない

▶ できるだけ長く、自分の足で歩きたい

このページの内容は、あくまで一般的な情報提供を目的としたものです。
実際の治療方針や杖の選び方・使い方については、必ず主治医や専門職とご相談ください。


アクセス・営業時間

フィジカルプラス下関
山口県下関市長府土居の内町2-9
サンデンバス「城下町長府」徒歩3分
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営業時間:月〜土 9:30〜19:00
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病院でのリハビリ終了後も続く不調や、長引く痛み。
フィジカルプラスでは、理学療法士が「医学的な視点」であなたの身体を分析し、根本的な解決をサポートします。

※ご相談のみのご利用も歓迎しています。
※施術中は電話に出られないため、折り返しご連絡します。

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理学療法士(Physical Therapist)。
病院勤務時代には、延べ4万人以上のリハビリテーションに携わる。現在は「フィジカルプラス下関」代表として、痛みや動きにくさと向き合いながら生活や競技を続けていくためのコンディショニング支援を中心に活動。地元の中高生からプロアスリートまで幅広くサポートし、山口県スポーツ協会認定トレーナーとして10年以上国スポにも帯同している。

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