11月23日(土)、24日(日)はお休みします。

姿勢を考慮した臼蓋形成不全や変形性股関節症に対する施術について

人工股関節全置換術

臼蓋形成不全、変形性股関節症に対する施術

フィジカルプラスでは普段意識しづらい姿勢や動作をメインとして、施術、トレーニング指導を行っています。

運動学習の観点から必要に応じてエクササイズ、トレーニングを加えることで今までどこに行っても良くならなかった股関節の不調が解消しやすくなります。

臼蓋形成不全きゅうがいけいせいふぜんや変形性股関節症などに対する施術内容について実際に以下で紹介していきます。

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1 股関節可動域の維持・拡大

このような場合は無理に関節可動域を広げることよりも今現在しっかりと動かせる範囲をスムーズに動かせるようにしていきます。

拘縮自体はなく痛みや力の入れ方の不具合によって可動域制限がある場合はしっかりと関節可動域を広げていきます。

どちらの場合も大切なことは無駄な力を入れずに必要な筋肉を意識して動かせることで、単純にストレッチなどを行うだけではうまくいきません。

関節可動域の確保のために必要な筋肉を把握して頂き、しっかりとエクササイズを加えてながら徐々に股関節の自由度をあげていきます。

2 体幹機能の向上で股関節機能が良くなる

体幹機能の低下が必要以上に股関節の可動域を狭くし、「立つ」「歩く」など日常的に行う動作を辛いものにしてしまいます。

このような状態を解消するために、フィジカルプラスでは股関節の機能向上を目指した体幹トレーニングを行います。

体幹機能が向上することで普段の姿勢が変わり痛みが解消していきます。

筋力は麻痺などがなければそれほど強いものは必要ないと思っており、実際には筋力トレーニングという表現よりは機能トレーニングと言ったほうが正しいかもしれません。

3 歩行様式を作り変えると痛みはなくなる

何も考えずに、歩くだけでは多くの場合代償機能が働きかえって痛みを強くしたり、関節可動域が狭くなっていくこともあります。

このようにならないためにフィジカルプラスでは歩行の動作も分解し荷重している時(立脚期といいます)、足を降り出す時(遊脚期と言います)などにわけてエクササイズを行います。

術後の歩行リハビリでお困りの方はこちら

正しく荷重するために必要な足裏の使い方や重心のとり方を学んで頂きながら行う形です。

さらに足自体の振り出しが小さかったり、降り出すときに痛みが出る場合は関節可動域や体幹トレーニングを組み合わせてよりスムーズな下肢の振り出しが行えるようにしていきます。

最終的にこれら部分ごとに分けた歩行様式を統合して最後にしっかりと歩行練習を行います。

まとめ

以上簡単にですが臼蓋形成不全や変形性股関節症の方への施術について述べてみました。

ここに記載した以外にも普段、間違ってしまいやすい動作(立ち上がりなど)についても繰り返し繰り返し行うことで徐々に正しい動きを理解していくことが出来ます。

フィジカルプラスでは正しい動きとは何か?ということを理解してから股関節のトレーニングに励んで頂くことで股関節の痛みでお困りの方のお手伝いをさせていただきます。

記事執筆者
木村柄珠

理学療法士 Physical Therapist
病院勤務時にのべ4万人以上のリハビリを経験。現在フィジカルプラス下関の代表として、痛みに対するコンディショニング、ボディケアを行う。また地元下関の中高生からプロアスリートまでコンディショニング、トレーニング指導、トリートメントも行ってます。山口県スポーツ協会認定トレーナーとして10年以上国スポに帯同。

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