病院で「異常なし」と言われたのに膝が痛い…
「レントゲンでは異常がないと言われたのに、階段を上るときに痛みが出る」
「湿布や電気を続けても、なかなか良くならない」
そんなお悩みを抱えていませんか?
実はその痛み、姿勢や体の使い方など、動作のクセが膝に負担をかけているケースがほとんどです。
今回は、フィジカルプラス が実際のリハビリ現場で見てきた「異常なし」と言われた膝痛の原因の正体と、解消するためのの考え方をお伝えします。
レントゲンに映らない“膝の痛み”の正体
レントゲン検査で確認できるのは、主に骨や軟骨などの構造的な異常です。
しかし実際に痛みを感じるのは、筋肉・腱・靱帯・神経といった軟部組織であることも多く、
それらに負担をかける姿勢や動き方の問題を見つけることは難しいでしょう。
つまり、「レントゲン検査で異常なし」と言われても、
痛みの原因が膝以外の部分に潜んでいる可能性があるということを知っておきましょう。
膝が痛いのに検査で異常がないときに考えられる3つの原因
1. 膝を強く使い動いてしまっている
立ち上がる・しゃがむなどの動作で、痛みが出る方では股関節に負荷を分散することができずに膝を強く使いながら動くクセがついている可能性があります。
その結果、特に太ももの前側(大腿四頭筋)に過剰な力が入り、膝のお皿まわり(膝蓋骨)にストレスが集中して痛みが出ていると考えられる方がいます。
膝痛解消のポイント
椅子から立ち上がるときは「お尻を後ろに引く」イメージを持ちカラダを少し前に傾けるだけでも股関節に負荷を分散できるようになります。
こうすることで膝への負担が軽くなり、スムーズに立ち上がることができるようになる方がいます。
2. 骨盤や体のねじれによる左右や前後のバランスの崩れ
骨盤や上半身がねじれたまま歩くと、当然左右差や前後のバランスが狂いやすく、
片方の膝ばかりに体重がかかったり、膝にもねじる力が加わったりすることで、偏った負担が生じる可能性が高くなります。
解消のポイント
鏡の前に立って、膝のお皿とつま先の向きがそろっているか確認してみてください。
歩くときも、できるだけ体の中心で重心が移動するように意識しましょう。
3. 猫背や反り腰などの極端な姿勢の崩れ
猫背や反り腰が強くなると、立ったり歩いたりする際に重心が後方に残るようになりがちです。
このような状態では膝が本来伸びるべきところまで伸びきらないまま体を支えることになります。このような状態が続いていくと関節にかかる負担が強くなり、慢性的な痛みや重だるさを引き起こす原因となってしまうことがあります。
解消のポイント
両腕を頭の後ろに組み、胸を軽く開いて背筋を伸ばし、膝がしっかりと伸びるように意識してみましょう。このようにするだけで体の重心の位置が変化し、膝の負担が和らぐことがあります。
膝の痛みを解消するの鍵は「姿勢」と「動作の見直し」
膝痛を解消するために必要なことで出来ることは痛みのある部分だけを気にしすぎてはいけません。
普段の生活においてもカラダのの動かし方、使い方そのものを見直すことが大切です。
もちろん筋力トレーニングやサポーターも有効な場合がありますが、
本来のカラダの使い方が変わらない限り、痛みの再発リスクは残ると言えるでしょう。
フィジカルプラスのアプローチ
― 動作分析でわかるあなたの動作の問題点 ―
フィジカルプラスでは、実際の立ち上がり・歩行・階段動作などを細かく観察・分析します。
- どの関節が動きすぎているのか
- どの筋肉が働いていないのか
- どの瞬間に膝へ負担がかかっているのか
こうした動作の流れを可能な限り明確にし、膝だけでなく股関節・骨盤・体幹を含めた全身の使い方を施術とエクササイズを利用して整えることで、痛みの再発しにくい体作りをサポートします。
自宅でできる簡単膝チェック
| チェック項目 | 痛み・違和感がある場合のサイン |
|---|---|
| 立ち上がるとき、カラダが前に曲がらない | 股関節がうまく使えていない可能性 |
| 階段を上るとき、片脚だけが重く感じる | 体がねじれている・重心が偏っている |
| 立っているとき、膝が伸びきらない | 猫背・後ろ重心になっている可能性 |
1つでも当てはまる場合は、動作のクセが膝の痛みの原因になっているかもしれません。
「年齢のせい」ではなく、「使い方の問題」がある場合がほとんど
「もう年だから仕方ない」と諦めてしまう方も多いですが、
膝の痛みは正しい動き方を身につけることで解消できる可能性があります。
痛みのある部分だけを揉んだり鍛えたりするよりも、まずは「なぜ膝に負担がかかっているのか」を知ること。それが、忘れてしまった痛みのない自然な体の使い方を取り戻す第一歩になります。
下関で専門的なサポートをご希望の方へ
フィジカルプラス下関では、完全予約制・マンツーマンで、
あなたの姿勢・歩き方・動作を細かくチェックしながらサポートいたします。
「今の状態を一度見てほしい」「手術前後の不安を相談したい」といったご相談だけでも大丈夫です。
※初めての方は、料金ページもあわせてご確認ください。






