寝違えで首が痛いとき、無理に動かすほどつらくなることがあります
寝違えで首が痛いとき、無理に回すほどつらくなることがあります。
まずは受診の目安を確認し、首に触れずに「足から」緊張をゆるめてみましょう。
動画付きセルフケアで、動かしやすさの変化をチェックします(個人差あり)。
「朝起きたら首が痛くて回せない」「振り向けない」──寝違えは、急に日常生活に支障が出やすいトラブルです。軽いものは数日で落ち着くこともありますが、痛みが強い場合は1週間以上つらさが続くように感じる方もいます(経過には個人差があります)。
つらいほど「動かしてほぐしたほうが良いのかな…」と思いがちですが、痛い方向へ無理に動かすほど、筋肉が守ろうとして余計に固まりやすいことがあります。
まずは確認|この症状があるときは早めに医療機関へ
寝違えに似ていても、強い炎症や別の要因が隠れていることがあります。下記に当てはまる場合は、自己判断せず医療機関で相談してください。
- 転倒・衝突・スポーツなど、はっきりした外傷のあとに首が痛い
- 手のしびれ、力が入りにくい、感覚の違和感がある
- 発熱、強い頭痛、吐き気を伴う/夜も眠れないほどの痛み
- 首を少しでも動かすと激痛で、時間とともに悪化している
※状態や感じ方には個人差があります。医療機関での検査・診断・治療に代わるものではありません。
寝違えの多くは、首まわりの筋肉が一定方向に引っ張られたり、急に力が入ったりして、動きを止めて守ろうとする反応が強く出ている状態です。整形外科でコルセット(装具)を使うケースがあるのも、「まずは落ち着かせる」目的が大きいからです。
また、コンタクトスポーツ(ラグビー・柔道など)で急に首へ力が加わった場合は、頚椎捻挫などが関係することもあります。急性期に首を強く揉んだり、痛い方向へグイグイ動かすことは、負担になる可能性があるため注意が必要です。
首を直接いじらなくても、動かしやすさが変わることがあります
寝違えを繰り返しやすい方には、体の硬さ/運動不足/足裏や足指のこわばりなどが重なっていることがあります。
首が痛いと「首だけが原因」と思いやすいのですが、実際には体はつながって動いています。首に触れずに、足や太ももなど痛みが出にくい場所からゆるめることで、首の緊張がほどけて動かしやすさが変わる方もいます(変化には個人差があります)。
ここでは「首が痛くて動かせないときに、まず試してほしいこと」をまとめます。痛みが強い場合は無理をせず、できる範囲で行ってください。
実際に寝違えたときに、まずやってほしいこと
痛みが強いときほど、首を回そうとしても動きません。まずは首を頑張る前に、足〜太ももを軽く動かして、体の緊張を落ち着かせるきっかけを作ってみましょう。
「ちょっと痛いけど伸ばせる」程度なら問題になりにくいこともありますが、痛みが鋭い場合・しびれが出る場合は中止して医療機関へご相談ください。
足の甲をしっかり伸ばす
足の指をしっかり曲げる
太ももの前(膝のお皿の上)をやさしくほぐす
椅子に腰掛けて、膝のお皿の少し上側を指でやさしく触れながら、こわばっているところを探してみてください。強く押しすぎず、「呼吸が止まらない圧」で行うのがコツです。

これらを行ったあとに、首を“痛くない範囲”でそっと動かしてみると、「さっきより少しだけ動くかも」と感じる方がいます。動かせる範囲が出たら、それ以上追い込まないのが大切です。
施術やセルフケアの直後にラクに感じても、勢いよく首を回したり、痛い方向へ試し続けたりするのは避けてください。体が落ち着くのを待ちながら、少しずつ範囲を広げていくほうが安全です。
普段から気をつけたいこと(寝違えを繰り返しやすい方へ)
水分補給を後回しにしない

水分が不足すると、体がこわばりやすく感じる方もいます。目安としては、トイレのときに尿の色を見て、濃い日が続くなら少し意識して水分をとってみてください(持病がある方は医師の指示を優先してください)。
同じ姿勢が続いたら「小さくでも」動かす
デスクワークや運転など、同じ姿勢が続くと首・肩まわりは固まりやすくなります。痛みを我慢するストレッチは不要ですが、こまめに立つ/肩を回す/胸を開くなど、体を大きく動かす時間を作っておくと安心です。
栄養は「抜かない」ことを意識する
忙しいと食事が偏りやすくなります。たんぱく質や炭水化物が極端に少ない日が続くと、体力が落ちやすい方もいます。できる範囲で整えていきましょう。
寝違えが不安な方へ|いまの状態を一緒に整理しませんか
「これって様子見でいい?」「首を動かすと悪化しない?」など、迷うところからで大丈夫です。無理のない範囲で、今できることを一緒に整理します。
初めての方は 料金案内 もご確認ください。
※状態や感じ方には個人差があります。医療機関での検査・診断・治療に代わるものではありません。
アクセス・営業時間
フィジカルプラス下関
住所:〒752-0974 山口県下関市長府土居の内町2-9
アクセス:サンデン「城下町長府」バス停 徒歩3分/駐車場あり(店舗前に1台)
営業時間:月〜土 9:30〜19:00 / 日・祝 不定休(営業日は午前中のみの場合あり)


