【下関】人工関節の手術後、整体に行っても大丈夫?理学療法士が教える「失敗しないお店選び」と「絶対避けるべき姿勢」

この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)
人工関節手術後(股関節・膝)
この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)

手術後の体はデリケート。「どこでもいい」わけではありません

「手術をしてから数ヶ月。だいぶ歩けるようになったけれど、どうしても腰や背中が凝ってしまう」 「近くの揉みほぐしや整体に行ってスッキリしたいけれど、人工関節が入っているのに強く押されても大丈夫かな?」

下関市内や長府エリアにお住まいの方から、このようなご相談をよくいただきます。

結論から申し上げますと、人工股関節や人工膝関節の手術を受けた方が、一般的なリラクゼーションや整体を利用する際は「場所と施術者を慎重に選ぶ」必要があります。

手術で手に入れた大切な関節を長く使い続けるために、今回は「絶対に避けるべきリスク」と「下関での失敗しないお店選びの基準」について、病院勤務経験のある理学療法士の視点でお伝えします。


人工関節の方が「一般的な整体・マッサージ」で気をつけるべき2つのリスク

「ただ筋肉を揉むだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、人工関節の手術後は体の構造が変化しています。専門知識のない施術を受けることには、以下のリスクが潜んでいます。

1. 脱臼のリスク(禁忌肢位)

特に人工股関節の場合、手術の方法(前方アプローチ・後方アプローチなど)によって、「やってはいけない足の角度(禁忌肢位)」があります。 これを知らずに、一般的な整体のストレッチでグイッと足を捻ったり、深く曲げすぎたりすると、最悪の場合、脱臼を引き起こす可能性があります。

2. 骨折やインプラントの緩み

人工関節を支えている骨は、手術の侵襲によってデリケートになっている場合があります。 そこに力任せの強い指圧や、体重をかけるような矯正を行うと、インプラント周辺の骨に過度な負担がかかり、骨折やインプラントの緩み(再手術の原因)に繋がる恐れがあります。


失敗しない!下関での「施術所選び」3つのチェックポイント

では、どのような場所なら安心して体を任せられるのでしょうか? お店のホームページや、予約時の電話で確認すべき3つのポイントをご紹介します。

① 国家資格(理学療法士など)を持っているか?

整体やカイロプラクティックは民間資格でも開業できますが、術後のデリケートな体に関しては、解剖学や手術の内容を深く理解している国家資格者(理学療法士・作業療法士)が在籍している場所が圧倒的に安心です。彼らは病院で「何をしてはいけないか」を徹底的に叩き込まれているからです。

② 最初に「手術の詳細」を聞いてくれるか?

「いつ、どこの病院で、どんな手術をしたか」を確認せず、いきなりベッドに寝かせて施術を始めるお店は要注意です。 プロであれば、レントゲン画像や手術記録の情報(もしお持ちであれば)を参考に、関節の可動域、術式による禁忌(やってはいけないこと)を慎重に確認することから始めます。

③ 「手術した場所以外」の動きも見てくれるか?

股関節や膝が痛いからといって、そこだけをマッサージしても根本的な解決にはなりません。 術後の不調の多くは、痛みをかばって歩いていた時の「全身の癖」や「逆足への負担」から来ています。体全体のバランスを見て、「動き」から整えてくれる場所を選びましょう。

いまの状態を、いっしょに整理しませんか

「どこまで生活を工夫できそうか」「何を優先して整えると良さそうか」など、まずは“混乱の整理”からでも大丈夫です。無理のない範囲で、選択肢を一緒に整理します。

初めての方は 料金案内 もご確認ください。
※状態や感じ方には個人差があります。医療機関での検査・診断・治療に代わるものではありません。


フィジカルプラスが「術後のコンディショニング」に選ばれる理由

フィジカルプラス下関は、オーナー自身が病院で14年間、延べ4万人以上のリハビリに携わってきた理学療法士です。自費整体としても14年程度経験があります。

当店では、以下の3つをお約束します。

  1. 病院レベルの安全管理 手術の種類や経過に応じたリスクを熟知しています。「やってはいけない動き」を回避しながら、問題となっている姿勢や動作、関節や筋肉にアプローチします。
  2. 主治医の方針を尊重 もし主治医から「この動きは避けて」と言われていることがあれば、必ず守ります。病院でのリハビリ終了後に内容を引き継ぐ形でのコンディショニングも可能です。
  3. 一生モノの「取扱説明書」をご提案 施術で整えるだけでなく、ご自宅でどのような運動やケアをすれば良いか、どのような歩き方を意識すれば関節が長持ちするか、お一人おひとりに合わせたアドバイスを行います。
【遠方で通えない方へ】
自宅で股関節を「守る」ための運動プログラム
臼蓋形成不全や股関節の痛みでお悩みの方のために、理学療法士が教える正しいケア方法をまとめたテキスト(PDF)を作成しました。

あなたの動きをチェックする「動画アドバイス特典」付きです。
詳細を見てみる > ※毎月10名様限定の受付です

まとめ:大切な体を「安さ」や「近さ」だけで任せないで

一度の手術で入れた人工関節は、一生付き合っていく大切な体の一部です。 「料金が安いから」「家のすぐ近くだから」という理由だけで選んだお店で、無理な力が加わり、痛めてしまっては元も子もありません。

下関・長府エリアで、人工関節手術後の体のメンテナンス場所をお探しの方は、ぜひ一度フィジカルプラスにご相談ください。 あなたの関節の状態に合わせた、安全で効果的なコンディショニングをご提案します。

アクセス・営業時間

フィジカルプラス下関

住所:〒752-0974 山口県下関市長府土居の内町2-9

アクセス:サンデン「城下町長府」バス停 徒歩3分/駐車場あり(店舗前に1台)

営業時間:月〜土 9:30〜19:00 / 日・祝 不定休(営業日は午前中のみ)

▼ 痛みや動きのお悩みは、専門家にご相談ください

病院でのリハビリ終了後も続く不調や、長引く痛み。
フィジカルプラスでは、理学療法士が「医学的な視点」であなたの身体を分析し、根本的な解決をサポートします。

※ご相談のみのご利用も歓迎しています。
※施術中は電話に出られないため、折り返しご連絡します。

▼ フィジカルプラスへのアクセス(下関市長府土居の内)

下関市長府土居の内の整体 フィジカルプラス アクセスマップ 理学療法士

山口県下関市長府土居の内
画像をタップするとGoogleマップで経路案内を開始します

理学療法士(Physical Therapist)。
病院勤務時代には、延べ4万人以上のリハビリテーションに携わる。現在は「フィジカルプラス下関」代表として、痛みや動きにくさと向き合いながら生活や競技を続けていくためのコンディショニング支援を中心に活動。地元の中高生からプロアスリートまで幅広くサポートし、山口県スポーツ協会認定トレーナーとして10年以上国スポにも帯同している。

Heiju Kimuraをフォローする
人工関節手術後(股関節・膝)