順調だと思っていた人工関節の術後に腰の不調出ていませんか?
「股関節の手術は無事に終わって、先生からも順調だと言われたのに、今度は腰が張るようになった」 「立っていると腰が反る感じがして、なんだか以前より疲れやすい気がする」
手術という大きな決断をされた後、このような新しいお悩みに直面し、不安を抱えられている方は少なくありません。
腰の張りや違和感にはさまざまな要因が考えられますが、人間の体において「股関節・骨盤・腰」は、まるでひとつのチームのように24時間いつでも連動して動いています。そのため、手術によって股関節の状態が変化すると、その変化に合わせて腰の使い方にも少しずつバトンタッチが行われ、新しい変化が現れることは容易に想像がつくと思います。
まずは焦らず落ち着きましょう。
人工股関節になっても、これまでの「体の使い方のクセ」はすぐには変わらない
たとえば、股関節の臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)などを背景に人工股関節の手術を受けられた方の場合、手術によってお痛みが綺麗に和らいだとしても、長年(人によっては数年〜数十年の単位で)かけて身についた「姿勢や動作などの歩き方や立ち方のクセ」は、手術の翌日から急に変わるわけではありません。
また、寛骨臼回転骨切り術 (RAO)、キアリ骨盤骨切り術、棚形成術(臼蓋形成術)など力のかかる方向を完全に変える方法を行わない場合、骨盤や股関節まわりの本来の構造的な個性が大きく変わるわけでもありません。そのため、股関節の「屋根」(臼蓋)の形や、これまでの姿勢のバランスの影響から、体は無意識のうちに腰を反らせるような「骨盤を前に傾けた姿勢」を自然と選びやすくなることがあります。
特に以下のような日常のシーンで、その影響を実感されることが多いのではないでしょうか。
・車社会の下関で、愛車から降りて一歩目を踏み出すときに腰の張りを感じる
・ゆめシティやシーモールでの買い物中、歩いていると腰が反って痛みが出てくる
・ゆるやかな坂道を歩いているときや、台所仕事で15分以上立ち続けていると腰に張りが出てきて座らずにいられない
このように、一見すると腰だけの問題に見えるお悩みが、実はこれまでの術前の股関節の使い方の歴史と深くつながっているのです。
腰だけが頑張っていませんか?
股関節の術後において、股関節の動きや可動性に少し制限が残っていたり、お尻の筋肉がまだ十分に力を発揮できていなかったりすると、歩くときを中心にその動かない分を腰や骨盤まわりが一生懸命に「補おう」とします。
たとえるなら、本来は2人で均等に持つべき10kgの荷物を、1人がサボっているわけではないのに、結果としてもう1人が8kg分を引き受けて頑張り続けているような状態になります。
最初のうちは頑張りで問題なく動けていても、毎日何千歩と歩くうちに、8kgを引き受け続けている「腰まわりの筋肉」は過剰に頑張り続けることになり、腰自体の張りによる痛みや反るような違和感として悲鳴を上げてしまいます。
人工股関節の術後に限らず「腰が気になるから、腰だけを何度もマッサージしたりほぐしたりしているけれど、翌日にはまた戻ってしまう」というお声をよく伺う理由の1つが、まさにここにあります。
腰を「頑張らせすぎているチーム全体のバランス」を整えることが必要になります。
手術が成功したからこそ、次のステップへ
人工股関節の手術は、関節の辛くて激しい痛みを和らげ、ご自身の足で痛みのない歩く喜びを取り戻すための非常に大切な医療の選択です。主治医の先生が「大成功です」とおっしゃる状態は、関節構造的な問題がクリアになったという最高のスタートラインを意味します。
ただ、何年もの間、痛みをかばいながら歩いてこられたお体には、以下のような特有の「歩き方の記憶」が残っていることがあります。
・骨盤を前に倒した状態でバランスを取り、歩行のバリエーションが少ない
・お腹の力がうまく入らず、腰を反らせることでしかカラダを支えられない
・歩くときにお尻の筋肉(臀筋)をうまく使えず、必要以上に腰を捻り、太ももの前や腰の筋肉を使いすぎてしまう。
こうしたクセが残ったまま歩行量を増やしてしまうと、股関節自体はとても落ち着いているのに、その上の階層にある腰へ負担が1点に集中しやすくなってしまうのです。
【チェック】まずは医療機関の受診を最優先にすべき状態
術後のデリケートなお体だからこそ、安全性の確認が最も重要です。もし現在、腰の張りだけでなく以下のような症状が1つでもある場合は、運動によるコンディショニングを考える前に、まずは主治医の先生や専門の医療機関へのご受診を最優先にしてください。
- 足やお尻に電気が走るような強いしびれや痛みがある
- 足首や足の指に力が入らず、スリッパが脱げたりつまづいたりする(急激な筋力低下)
- 何もせずじっとしていてもズキズキと激しく痛む(安静時痛・夜間激痛)
- 体に原因不明の発熱がある
- 排尿や排便の感覚がいつもと違う(排尿・排便障害)
これらに該当しない、病院での定期検診でも「問題ない、様子を見ましょう」と言われるような筋肉の張りや使い方の違和感であれば、フィジカルプラス下関の出番です。
1つの「つながり」としてカラダ全体を整理していく
腰の張りを変化させていくためには、腰だけを部分的に見るのではなく、以下のようなカラダ全体のつながりを1つのシステムとして丁寧に分析し、整理していくことが大切です。
- 股関節の現在の可動域と、それに伴う骨盤の傾きの関係
- 体重が足の裏から股関節、そして腰へとどう伝わっているか(姿勢と荷重のバランス)
- 歩くとき、立ち上がるときにお尻や体幹が「協力して」連動できているか
術後に「股関節の痛みは消えたのに、なぜか腰ばかりが張って、歩くのが億劫になってしまう」という方は、腰というパーツだけを切り離して悩む必要はありません。
股関節の動きから日頃の歩き方のバランスまで含めて全体を紐解いていくと、お体をより楽に、賢く使うための新しい希望が必ず見えてきます。
フィジカルプラス下関では、28年の臨床経験と4万人以上の動作分析実績を持つ専門家が、あなただけのお体の個性をマニュアルに当てはめることなく、最初から最後までマンツーマンで丁寧にサポートいたします。
人工股関節の手術後、歩き方や腰の負担でお悩みの方へ
「病院でのリハビリ期間は終わったけれど、本当にこの歩き方で大丈夫?」「ゆめシティや大丸での買い物や、途中の坂道を歩くときにどうしても腰が張ってしまう……」とお悩みではありませんか?フィジカルプラス下関では、理学療法士として28年・4万人以上の動作を分析してきた専門家が、あなただけの術後の歩行バランスや動作のクセを細かく紐解き、腰に負担をかけない安心の身体の使い方をマンツーマンで整理していきます。
術後の歩行に関するよくあるご質問
術後、どうしても体が左右に揺れてしまうのですが、変化は期待できますか?
左右の揺れ(トレンデレンブルグ現象など)の背景には、体重を乗せるタイミングや体幹の制御バランスが影響していることが少なくありません。現在の動作を詳細に分析し、お一人おひとりの身体状況に合わせた効率的な使い方の習得をサポートいたします。
病院では「問題ない」と言われますが、自分では歩行に違和感があります。
医療機関では「歩行の自立」が主な指標となりますが、日常生活では「疲れにくさ」や「動かしやすさ」が重要視されます。理学療法士の視点から、数値やレントゲンには現れにくい微細な動きのクセを評価し、違和感の要因を整理するお手伝いをいたします。
将来的に、杖への依存を減らしていくことは可能でしょうか?
お身体の状態により個人差はありますが、歩行バランスを整え、筋機能を効率よく発揮できる環境を作ることで、生活の中での杖の使用頻度を抑えていくことを目指せます。安全を第一に考慮しながら、自立した歩行に向けたプランを共に考えていきましょう。
アクセス・営業時間
フィジカルプラス下関
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