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股関節が痛くて眠れない?理学療法士が教える「負担を減らす寝方」とクッション活用術

この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)
股関節の痛み・臼蓋形成不全
この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)

股関節の痛みで眠れない原因

日中の活動時だけでなく、安静にしているはずの就寝中に痛みが出るのには理由があります。

  • 関節の隙間が狭くなる: 変形性股関節症などでは、特定の向きで寝ることで関節にねじれが生じ、関節同士がぶつかり刺激してしまうことがあります。
  • 筋肉の緊張: 股関節前面の筋肉が硬いと、仰向けで寝ているだけでも筋肉が無理に引き伸ばされ、痛み(夜間痛)を引き起こすことがあります。
  • 血流の低下: 長時間同じ姿勢でいることで血行が悪くなり、痛みを起こす物質が停滞しやすくなります。

理学療法士が推奨する「股関節にやさしい寝方」

1. 【仰向け】膝の下に枕を置く

仰向けで寝ると股関節前面が必要以上に伸ばされ、鼠径部に痛みが出る場合があります。また股関節前面が硬い場合は腰が反りやすく、腰痛の原因にもなります。

コツ: 両膝の下に軽く丸めたタオルや低めの枕を置いてみてください。
効果: 股関節が「リラックスポジション」になり、関節や筋肉の緊張が和らぎます。腰の反りも予防できます。

2. 【横向き】足の間にクッションを挟む

痛い方を上にして寝る際、上の足が下に落ち込むと股関節が内側にねじれ(内転・内旋)、負担がかかります。

コツ: 太ももから膝にかけて、厚めのクッションや抱き枕を挟みます。
効果: 股関節が水平に保たれ、ねじれによる痛みを防ぎます。

寝る前の3分リセット運動

運動1:仰向けで骨盤コロコロ

やり方:仰向けで膝を立て、息を吐きながら腰を床に近づける(骨盤を丸める)。吸いながら戻す。
その後、左右に骨盤を揺らす。



目安:ゆっくり各30回ずつ行います。お尻の穴を少しキュッと締めるのがポイントです。

運動2:膝を立てて股関節ゆらゆら

やり方:仰向けで膝を立て、息を吐きながら太ももの付け根から膝を外に倒す(床に近づける)。

吸いながら元の位置に戻します。

目安:ゆっくり30回開いたり閉じたりを繰り返します。

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よくあるご質問

Q

股関節が痛くて眠れない時、一番負担の少ない寝方は何ですか?

A

仰向けの場合は「膝の下に枕や丸めたタオル」を入れ、股関節を軽く曲げた状態にするのがベストです。横向きの場合は「両足の間に厚めのクッション」を挟むことで、股関節のねじれ(内転・内旋)を防ぎ、関節への負担を最小限に抑えることができます。

Q

寝返りを打つ時に痛みが出るのはなぜですか?

A

寝返りの際、硬くなった筋肉が無理に引き伸ばされたり、関節同士がぶつかったりすることで痛みが生じます。特に股関節前面が硬いと動きが制限されるため、寝る前に記事内で紹介した「骨盤コロコロ」などの軽い運動を行い、筋肉の緊張をリセットしておくことが効果的です。

Q

仰向けで寝ると腰も痛くなるのですが、股関節と関係ありますか?

A

はい、深く関係しています。股関節の前面(付け根)が硬いと、足を伸ばして寝る際に骨盤が前へ引っ張られ、腰が反りやすい状態になります。膝の下に枕を入れて股関節を少し曲げることで、腰の反りが解消され、股関節と腰の両方の痛みを和らげることができます。