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「年のせい」と諦めないで。正座ができない膝の痛みに隠された身体のサイン

この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)
「年のせい」と諦めないで。膝が痛くて正座ができない50代女性 膝の痛み・変形性膝関節症
この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)

正座ができない膝の痛み、「年のせい」と諦める前に知っておいてほしいこと

法事や地域の集まり、お孫さんと畳で遊ぶとき。いざ正座をしようとした瞬間に膝がピリッと痛み、「周りは平気そうなのに、私だけ座れない……」と寂しい思いをしたことはありませんか?

「もう若くないから仕方ない」「病院でも年のせいだと言われたし」と、痛みを加齢のせいにして諦めてしまう方は少なくありません。しかし、理学療法士として28年、延べ4万人以上の患者様と向き合ってきた経験からお伝えしたいのは、正座ができない原因は決して「年齢」や「骨の変形」だけではないということです。

今回は、病院での診断の「その先」にある、姿勢・動作や機能の視点から、筋肉の硬さや過去のケガの影響なども含めて、膝の痛みの裏側に隠されたメカニズムなど詳しく解説します。

「骨が変形しているから正座はできない、終わり」ではありません

膝が痛むと、私たちはつい「老化だから」「軟骨がすり減ったから」と、関節の構造変化を絶望感として捉えてしまいがちです。確かに、レントゲンで「軟骨が減っている」「骨が変形している」と言われると、もう元には戻らないとショックを受けますよね。

しかし、勘違いしないでほしいのですが、骨の変形イコール「一生痛みが続く」わけではありません。痛みがある状態で「そのうち慣れるはず」と無理に正座をしようと何度も繰り返すと、組織をさらに傷つけ、症状を悪化させるリスクがあります。

大切なのは、「なぜそこまで膝に負担がかかってしまったのか」「なぜ深く曲がらないのか」という理由を、姿勢や動作を含めた身体全体の使い方と関節機能という側面から整理していくことです。

痛む場所で読み解く、あなたの膝で起きていること

膝の悩みは人それぞれですが、一言で膝と行っても「どの部分が痛むか」によって、身体が発しているサインをある程度読み解くことが可能です。

膝の内側や正面が痛む場合

立ち上がりや、歩き始めの「最初の一歩」で膝のお皿の周りや内側が痛む場合、膝関節の負担が部分的に集中して高まっている状態です。50代以降の女性や、O脚傾向のある方に見られることが多いです。車から降りる瞬間や、シーモールやゆめシティの駐車場から歩き出すときに「ズキッ」と感じる方は、このパターンが多いです。

膝の裏側が突っ張って痛む場合

膝を深く曲げた時に裏側が突っ張るように痛むなら、それは骨の変形ではなく、筋肉の柔軟性低下や連動機能のエラーが主な原因かもしれません。長時間のデスクワークや、日常の運動不足によって太もも裏やふくらはぎの筋肉が伸び縮みしづらく硬くなり、膝を深く曲げる動きを物理的に邪魔してしまっている状態です。このようなタイプでは「軟骨が減ったから曲がらない」と思い込んでいても、実は周囲の筋肉の緊張を適切に解きほぐすだけで、曲げやすさが劇的に変わるケースは少なくありません。

膝は「被害者」。負担が偏る本当の理由

膝の痛みを考える上で非常に重要な事実があります。それは、「膝は他の部分からの被害者であることが多い」ということです。

膝関節は、本来「曲げ伸ばし」を得意とする関節であり、ねじれや横の動きにはとても繊細な動きを必要とし、それほど大きくは動かない構造をしています。

そのような場所ですのね、もし膝を挟んでいる股関節や足の関節が硬くなってうまく動かなくなったらどうなるでしょうか?

硬くなった他の関節の仕事を補うために、膝には無理なねじれの力がかかったり、歩行時などの体重の衝撃の多くをひとりで受け止めたりすることになってしまいます。

つまり、股関節や足関節、もっと言えば胸椎や腰椎などの背骨全体など、他の関節の硬さや機能をかばい、補完することで、結果として膝に「負担が強くなる(負担が偏る)」状態に陥っているのです。

例えば、長府の坂道を下るときや、大丸やゆめシティなどのスーパーで重い買い物カートを押しているとき。足首が硬いと、地面からの衝撃を体全体で吸収できず、そのまま膝にダイレクトに衝撃が伝わります。過去の捻挫の放置や、半月板損傷など知らないうちに身につけてしまった日々の身体の使い方のクセが、巡り巡って現在の膝の痛みを引き起こしていることになります。

痛みを我慢しながらする正座練習は逆効果!

「正座ができるようになるために、痛くても毎日少しずつ座る練習をしたほうがいいですか?」とよくご質問をいただきますが、答えは「NO」となります。

膝だけに限らず痛みは体からの「これ以上負担をかけないで」という危険信号です。無理に行うと膝関節の炎症を悪化させたり、組織に刺激を与えすぎて「膝に水がたまる(関節水腫)」などの原因にもなります。関節の中に水がたまると、水風船を無理に曲げようとするような強い抵抗が生じ、さらに曲がりづらくなることは想像がつくと思います。

日常生活の中で見直せるポイント

まずは、痛みを我慢して曲げるのではなく、膝以外の関節(股関節や足首、背骨全体)がしっかり動いているかを見直すことが大切です。そして、夜中の寝返りや、朝起きて靴下を履く動作など、何気ない日常動作の中で「どこに力が入りすぎているか」に気づくことが、改善の第一歩となります。

見逃さないで!医療機関を受診すべき危険信号

フィジカルプラス下関は医療機関の代替ではありません。以下のような症状がある場合は、重大な疾患や強い炎症が隠れている可能性があるため、まずは整形外科などの医療機関を受診してください。

  • 安静時や夜間の激しい痛み: 動かしていなくてもズキズキ痛む、痛みで夜眠れない場合。
  • 強い熱感・赤み・急激な腫れ: 細菌感染による化膿性関節炎などのリスクがあります。
  • 膝がカクンと崩れる(膝折れ): 歩行中に急に力が抜ける、引っかかる場合、靭帯や半月板の重大な損傷が疑われます。
  • その他、発熱や急激な筋力低下を伴う場合。

一生、自分の足で下関の街を歩き続けるために

正座ができない、歩くと痛いという悩みは、「身体の使い方のメンテナンスが必要です」という大切なメッセージです。それを「年のせい」「軟骨がすり減っている」などの理由で片付けてしまうのは、あまりにももったいないことです。

一口に正座ができないと言っても、お身体の個性は一人ひとり異なります。画一的なマニュアルや「これさえやれば治る」といった魔法はありません。だからこそ、フィジカルプラス下関では、28年の臨床知見と延べ4万人以上の実績を持つ一人の専門家が、最初から最後まで責任を持ってマンツーマンで向き合います。

「病院で湿布をもらうだけの日々から抜け出したい」「もう一度、ゆめシティや大丸で気兼ねなく買い物を楽しみたい」。そんなあなたの希望を一緒に見つけて叶えていきましょう。

膝の痛み・正座のお悩みをご相談ください

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本記事の内容は、理学療法士として28年、延べ4万人以上の動作を分析してきた知見に基づいています。

「正座をする時のクセを直接診てほしい」「ネットの情報だけでは不安」「とにかく正座ができないと困る」とお悩みではありませんか?下関・長府エリア近隣の方は、当スタジオで膝の個別コンディショニングも承っております。一人ひとりの姿勢・動作など身体の状態を詳しく分析し、最適なケアをご提案いたします。

「なぜ?しゃがむと膝が痛い」その原因と、理学療法士が提案する10年後もスムーズに歩くための膝ケア
1.日常の何気ない動作に潜む「膝からのサイン」「階段の上り下りは比較的スムーズなのに、床の物を拾おうとしゃがんだ瞬間、膝にピキッと痛みが走る」 「特に転んだり痛めたりした記憶はないのに、深く曲げる動作だけが怖くなってきた」このような、日常の…

よくあるご質問

Q筋トレをして膝が痛くなったら中止すべきですか?

Aはい。無理に続けると炎症を広げるため、一度中止して専門家に状態をチェックしてもらうことをお勧めします。

Q変形があると言われましたが、良くなりますか?

A変形そのものは戻せませんが、膝への負担が集まりにくい動きを整理することで、日常動作のやりやすさが変わる方は多くおられます。

アクセス・営業時間

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  ▼ 「10年後のあなたを救えるのは、今の決断だけです。病院のリハビリで変わらなかった理由を探すお手伝いを致します。」痛みや動きのお悩みは、専門家にご相談ください

病院でのリハビリ終了後も続く不調や、長引く痛み。
フィジカルプラスでは、理学療法士が「医学的な視点」で身体を分析し、あなたをサポートします。

※ご相談のみのご利用も歓迎しています。
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理学療法士(Physical Therapist)。
下関市内の病院勤務時代には、延べ4万人以上のリハビリテーションに携わる。「フィジカルプラス下関」代表としても、14年以上痛みや動きにくさと向き合いながら生活や競技を続けていくためのコンディショニング支援を中心に活動。地元下関の中高生を中心にプロアスリートまで幅広くサポートし、山口県スポーツ協会認定トレーナーとして10年以上国スポにも帯同していた。

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