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【人工膝関節の術後】膝が曲がりにくい理由と、歩行や動作の負担を減らす「身体の使い方」

この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)
人工関節手術後(股関節・膝)
この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)

「リハビリは終わったのに、思うように動けない…」その不安の正体

フィジカルプラス下関の膝関節・術後コンディショニング

「手術は成功したし、リハビリも期限(150日)まで通った。でも、家事が辛いし、長く歩くなんてできない……。」 下関のフィジカルプラスには、そのような「病院のリハビリを卒業したけれど、日常生活に不自由を感じている」という方が多く相談に来られます。

この記事では、膝への負担を抑えながら日常生活を送るための「身体の使い方」について、理学療法士の視点から解説します。


1. 人工膝関節の構造的特性と可動域の目安について

実際に曲げられる角度を知っておきましょう

人工膝関節置換術(TKA)で使用される多くのインプラントは、構造上、しゃがむ、正座など膝を深く曲げることを前提とした設計にはなっていません。一般的に日常生活に困ることが少なく、実際に獲得可能な屈曲角度の目安は90度から120度前後とされています 。

この制限は、関節の安定性を保ち、インプラントの摩耗を抑えるための構造的な仕様によるものです。(術式によっても違いがあるので主治医の相談は必ず必要です)

実際には個人差があります。

実際に術後に獲得できる膝の可動域には大きな個人差があります。これは手術の方法だけでなく、術前の関節の硬さ(拘縮の程度)や、周囲の軟部組織の状態に強く依存するためです。そのため、医療機関においてもすべての方が一律の角度獲得を目標とするのではなく、個々の解剖学的な条件に合わせた機能維持が現実的な指標となります。


2. 人工関節を保護するための日常生活における注意点

深屈曲(深い曲げ)は避ける

膝を深く曲げる動作、特に過度な荷重がかかった状態での深屈曲は、インプラントに対して特定の部位に高負荷をかける可能性があります。これはパーツの早期摩耗や、「緩み」を招く要因となる可能性が高いため、日常生活では極端に深い膝の曲げ動作を避けることが推奨されます。

回旋動作にも注意を

人工膝関節は、本来の膝関節が持つ複雑な回旋(ひねり)を完全に再現するようなものではありません。例えば、後ろから呼びかけられ、振り向くような足を地面に固定したまま急激に身体を捻るような動作は、関節面にストレスを与え、早期に安定性を損なう恐れがあります。

方向転換のコツとしては、膝だけで回るのではなく、足をしっかりと踏み変えるようにして身体の向きを変える工夫が必要です。


3. 膝以外の関節(股関節・足関節)の役割と動作を補う事が重要

運動連鎖(体を動かすときの決まり事)を知っておきましょう

膝関節の可動域に制限がある場合、それを補うのが股関節足関節(足首)の役割です。

例えば、膝が深く曲がらない状態で無理に立ち上がろうとすると、太ももに強い負担がかかります。しかし、股関節をしっかり曲げて、お辞儀をするように上半身を前へ傾けることができれば、重心が足の上へスムーズに移動し、膝の角度が浅くても楽に立ち上がることができるようになります。

このように、隣接する関節との連動(運動連鎖)を最適化することが、膝の保護には不可欠です。

生活・住環境などの日常生活も重要です。

身体機能を補うことだけでなく、実際には生活・住環境の調整も関節保護のためには必要になります。

  • 床生活から椅子生活への移行: 床からの立ち上がりや床に座るには膝の曲がる角度が必要なことが多く、膝への負荷が最大化するため、生活様式を椅子・ベッド中心へ切り替えることが必要になります。
  • 段差の解消と手すりの活用: 元々持っている歩行能力や住環境によりますが、階段昇降や玄関の段差において、手すりを利用する、片足ずつ足を揃えながら一歩ずつ上がる(降りる)などして力を分散させることで、膝関節へのメカニカルストレスを軽減させることも検討しましょう。
膝が曲がらない・歩けない。人工関節術後やレントゲン異常なしの盲点
人工膝関節術後の歩きにくさや、レントゲンで異常なしと言われた膝の痛みに悩む方へ。膝は全身の動きの中継点です。下関の理学療法士が、画像だけでは見えない動作のエラーや姿勢の崩れを紐解き、再び自由に歩くための具体的なヒントを詳しく解説します。

4. フィジカルプラスにおける術後の動作確認の考え方

下関市で膝痛に対する施術やトレーニングをお探しの方へ。病院の診断や注射、リハビリで変化が見られないなら、歩き方のクセに原因があるかもしれません。フィジカルプラス下関では理学療法士が動作分析に基づき、関節の負担を減らす方法を提案します。

個別の状態把握

フィジカルプラスでは、自費による利点を活かし、お客様一人ひとりの術後経過や身体特性に合わせた詳細な動作分析を行います 。 「膝がどこまで曲がるか」という数値上の指標も大切ですが、「実際の生活環境で、どの動作が膝に負担をかけているか」「スムーズに動くためにはどの様に体を使えばよいか?」などを分析し、現在の可動域を最大限に活かすための効率的な身体の使い方を提示します。

人工関節の維持・管理

手術で得られた機能を長期にわたって維持するためには、まずは医療機関で指導を受けた内容をしっかりと熟知しておくことです。また、実際には術後数ヶ月でリハビリを終えるパターンが非常に多いのですが、生活環境や年令によってお体の状態は皆様異なります。

術後すぐは良いが徐々に調子が悪い、歩き方が戻らない、以前は歩くことができていた距離を歩けないなどの問題が出てくることも多くあります。それらは実際には医療機関でのリハビリが終了した150日以降に起こることが多い印象です。

今挙げたようなことを可能な限り回避するためには運動療法の継続がポイントになります。

フィジカルプラス下関では「人工膝関節に過度な負担をかけないための動作指導を通じ、関節の良好な状態を維持するための管理体制をサポートいたします」

【下関市・長府】人工膝関節術後の歩行・動作に不安をお持ちの方へ

「リハビリは終わったけれど、まだ歩きにくい……」その違和感の理由を、動作分析の視点から確認しませんか?

病院でのリハビリ期限が過ぎた後、日常生活の動作で膝に不安を感じるのは、単なる筋力不足だけが原因ではないかもしれません。大切なのは、膝に負担をかけている「姿勢のクセ」や「他関節との連動」を特定し、今の状態に合わせた「負担の少ない動き」を整理することです。

フィジカルプラスでは、28年の臨床経験を持つ理学療法士が、詳細な動作分析からあなたの歩き方を評価し、人工関節への物理的な負担を減らすためのコンディショニング戦略をご提案します。

「フィジカルプラス下関の膝関節・術後コンディショニング」の詳細を見る >

「今の身体の使い方は大丈夫?」というご相談は、LINEからも承っております。

人工膝関節・術後の動作に関するよくあるご質問

Q

術後しばらく経ちますが、膝の動きやすさは今からでも変わりますか?

A

人工関節の構造的な可動域を超えることはできませんが、筋肉の過度な緊張が原因で動きが制限されている場合、適切なコンディショニングによってスムーズな動作を目指せるケースは多くあります。

Q

膝をかばっているせいか、最近は腰まで重だるいのですが。

A

膝の動きをカバーしようとして「腰」や「股関節」が過剰に働くことで、別の場所に負担が生じることはよくあります。膝単体ではなく、「全身の連動性」を評価し、動きを整えることが大切です。

アクセス・営業時間

フィジカルプラス下関

住所:〒752-0974 山口県下関市長府土居の内町2-9

アクセス:サンデン「城下町長府」バス停 徒歩3分/駐車場あり(店舗前に1台)

営業時間:月〜土 9:30〜19:00 / 日・祝 不定休(営業日は午前中のみ)

  ▼ 「10年後のあなたを救えるのは、今の決断だけです。病院のリハビリで変わらなかった理由を探すお手伝いを致します。」痛みや動きのお悩みは、専門家にご相談ください

病院でのリハビリ終了後も続く不調や、長引く痛み。
フィジカルプラスでは、理学療法士が「医学的な視点」で身体を分析し、あなたをサポートします。

※ご相談のみのご利用も歓迎しています。
  ※施術中は電話に出られない事があります。  

▼ フィジカルプラスへのアクセス(下関市長府土居の内)

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山口県下関市長府土居の内
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理学療法士(Physical Therapist)。
下関市内の病院勤務時代には、延べ4万人以上のリハビリテーションに携わる。「フィジカルプラス下関」代表としても、14年以上痛みや動きにくさと向き合いながら生活や競技を続けていくためのコンディショニング支援を中心に活動。地元下関の中高生を中心にプロアスリートまで幅広くサポートし、山口県スポーツ協会認定トレーナーとして10年以上国スポにも帯同していた。

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