こんにちは、下関フィジカルプラス代表の木村です。
理学療法士として14年間、延べ4万人以上の方のリハビリに関わり、現在はここ下関で、痛みや不調を抱える方のコンディショニングを行っています。
今日は、先日リリースした「股関節を守るやさしい運動ブック」について、どうしてもお伝えしたい「作成の裏話」を書こうと思います。
実はこのテキスト、単なる運動マニュアルではありません。 私が日々の施術の中で感じてきた、ある「もどかしさ」がきっかけで生まれたものなのです。
「画像では問題ない」でも、確かに痛い
フィジカルプラスには、臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)や、股関節の不調で悩む方が多くいらっしゃいます。 その中には、比較的お若い年代の方も少なくありません。
病院でレントゲンを撮ると、こう言われることが多いそうです。 「まだ手術をする段階ではないですね。様子を見ましょう」
医師の診断は正しいです。でも、患者さんご本人にとっては、 「手術はいらないと言われたけど、実際に痛みはある。じゃあ、私はこれからどうすればいいの?」 という、行き場のない不安が残ってしまいます。
その違和感、実は「サイン」かもしれません
また、こんなケースもよくあります。 産後、子育てに追われているお母さんが、ふとした時に感じる股関節の痛み。 「普段は平気だけど、ある動きをすると痛む」 「痛みというより、なんとなく足が詰まるような違和感がある」
実は、股関節の問題というのは、最初は「小さな違和感」として現れることがほとんどです。 激痛ではないからこそ、「まだ大丈夫だろう」と見過ごされてしまいがちです。
私は理学療法士として、この状況をとても*「もどかしく」感じていました。 なぜなら、その「違和感」の段階で正しいケアができれば、未来の痛みや手術を回避できる可能性が十分にあるからです。
全国の「もどかしい想い」をしている方へ
「まだ大丈夫」と思っている間に進行してしまう股関節のトラブル。 そのリスクを少しでも減らすために、私にできることはないか。
下関のスタジオで施術をするだけでなく、遠方に住んでいて通えない方にも、 「自分の股関節の状態を知るきっかけ」を届けられないか──。
そんな想いで書き上げたのが、今回の「股関節を守るやさしい運動ブック」です。
- 自分の股関節が今どんな状態なのか?
- 病院に行くほどではないけれど、家でできることはあるか?
- 将来のために、今やっておくべき運動は?
これらを、専門用語を使わずに、イラスト付きで分かりやすくまとめました。
【結び】 私の理学療法士としてのモットーは、「きっかけづくり」です。 「こうすると楽になるんだ」と気づいた瞬間、人は自分の体を大切にできるようになります。
このブックが、あなたの股関節の不安を解消し、自分の体を守るための「小さなきっかけ」になれば、これ以上嬉しいことはありません。
もし、「そういえば、最近ちょっと股関節が気になるな」という方がいらっしゃれば、ぜひ一度手にとってみてください。
自宅で股関節を「守る」ための運動プログラム
あなたの動きをチェックする「動画アドバイス特典」付きです。
この記事を書いた人:木村 柄珠(きむら へいじゅ) フィジカルプラス代表 / 理学療法士 病院勤務時代に延べ4万人以上のリハビリを担当。痛みの背景にある「姿勢や動作のクセ」を見抜くことを得意とする。 スポーツトレーナーとしても活動し、国体山口県チーム(テニス・バレーボール)への帯同や、Jリーガー(モンテディオ山形・堀金峻明選手、レノファ山口FC・磯谷駿選手など)のケアも担当。「整えて育てる」をテーマに、一般の方からアスリートまで幅広くサポートしている。
アクセス・営業時間
下関市フィジカルプラス
住所:山口県下関市長府土居の内町2-9
電話:083-249-5081
アクセス:サンデン「城下町長府」バス停 徒歩3分/駐車場あり
営業時間:月〜土 9:30〜19:00 / 日・祝 不定休

