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臼蓋形成不全の保存療法をもっと認知してほしい

股関節疾患の保存療法をもっと認知してほしい

ここ下関において、股関節痛がある臼蓋形成不全に対して主に医療機関において理学療法士が中心となる保存療法はあまり積極的に行われていないという印象です。(お客様によると福岡方面に行かれていた方が多いです)

下関には股関節疾患の治療で有名、もしくは評判の良い病院がない、注射や手術などと違い、即効性に欠け時間がかかってしまうリハビリを積極的に行いにくい。また、個人個人の努力、対応する理学療法士によっても結果が変わってしまうなどといった理由が考えられると思います。

実際に臼蓋形成不全においてリハビリ(保存療法)が有効であることを全く知らない患者さんたちも多いのではないでしょうか?

医療業界におけるリハビリテーション

リハビリテーションにおいては、いったん失われた機能や低下した機能の再獲得を目指すことが多く、効果をすぐに感じられない、結果が出るまでに長期間かかる場合が多くあります。(筋力などはすぐに回復しないなど本当に時間がかかります)

リハビリ中にモチベーションを維持し続けることは非常に大変であり、非常に辛い治療法です。また診療報酬を基にした医療制度においては利益に結び付きにくく、医療機関でも勧めにくい原因の一つかと思います。

利益に結びつきにくい(診療報酬においては手術療法は保存療法に比べて数十倍から数百倍…場合によってはもっと)こともあり、人員に余裕のある総合病院などでも、積極的に行う理由はないでしょう。

理学療法士は基本医師の指示のもとリハビリテーション業務を行いますので、医師の考え方が手術療法中心となるとで保存療法に対しては消極的になってしまいがちです。

一番困っている方は手術するほどではないが、痛みで日常生活がままならない方です。このような方はどこへ行ってよいのか迷い、治療院巡りなどをしてしまいがちです。実際に総合病院などで処方を受けてリハビリを続けていたにも関わらず結果が出ずにフィジカルプラスにお越しの方もおられます。

このような状況を踏まえると、しっかりとした保存療法を理学療法士に対して処方してくれる医師、またその処方内容についてしっかりと実践できる理学療法士は多くないと思われます。

期間を区切られる医療制度の問題

現在の医療制度では標準算定日数というものがあり、期限が決まってしまいます。これは例えば股関節疾患などでは基本的には発症日から150日(5ヶ月)でリハビリの期間が終了担ってしまうことです。

通常5ヶ月リハビリを継続すればかなりの方が症状が軽減すると思います。しかしながら、どうしても股関節の状態が良くなってくると日常生活で気をつけていたことが段々と出来なくっなったり、頑張ってやっていたホームエクササイズなどを全くやらなくなってしまいます。(痛みがなかったら確かにやらないのは当然です)

すると・・・ある時期からまた痛みが再発してしまうのです。実際には、人間というものは理由がないのに頑張れない事が多いので、どんなに苦しんでいた方でも良くなると忘れます!(忘れると言うのは大切なことです)

大切なことは良くなっても時々自分の股関節の状態を確認するということなのですが、これがなかなか現在の医療制度ではうまく対応出来ていない部分だと考えています。

また、整形外科等で「筋力をつけなさい」と無責任に言う医師が多いことに驚かされることもあります。まじめな人ほど頑張りすぎてかえって痛みを強くしてしまったり「姿勢をよくするために体幹トレーニングをしなさい」も同様で無理な姿勢を意識しすぎてかえって痛みを強くしてしまいます。

筋力や姿勢などの状態は個人差があるためどこか一部分だけをクローズアップすることには余り意味がありません。しかしながら一般の方にはわかりづらいところであると思いますし、それこそが理学療法士の専門性である「姿勢と動作」を生かすことだと思っています。臼蓋形成不全、変形性股関節症、その他の股関節疾患でもそうですが同じ病名でも症状は様々で個人差があり、痛む個所や痛む状況も全く異なります。

ここを読まれた方は自分自身にに合った指導をしてくれる場所を見つけて頂きたいと思います。

まずは正しい情報を手に入れて下さい

自分の股関節がおかしいと感じたらまずは情報収集をして適切な保存療法(おそらく理学療法になると思います)を行ってくれるところはないか探すことから始めてください。股関節、理学療法などで検索すると良いのではないでしょうか?

臼蓋形成不全をはじめとする、股関節疾患ではすべてが未手術となったり、痛みがすべて解決するわけではありませんが、変形などが少ないにもかかわらず、手術を勧められたり、痛み止めなしでは日常生活を送れないほどの重症と考えられるような方でも、手術以外の選択肢を見つけることができる方もいます。変形性膝関節症では保存療法は最初の選択肢として挙げられることが多いのですが、股関節では即手術を検討しましょうとなることが多いということもあります。

まずはあきらめずにしっかりとした情報収集を行って医療機関にかかりましょう。