“体重のせい”にされる膝痛──実は姿勢と動作が原因?

この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)
膝の痛み・変形性膝関節症
この記事の執筆・監修:理学療法士 木村柄珠(フィジカルプラス下関)

「体重が増えたから膝が痛い」と言われたことはありませんか?
しかし、同じ体重でも膝に痛みが出る人と、そうでない人がいます。
実際には、膝のつらさの背景には体重だけでなく“姿勢と動作のくずれ”が関わっていることが少なくありません。
下関の【フィジカルプラス】では、
整形外科の検査だけではわかりにくい重心バランスの乱れ動作のクセに着目し、
膝への負担をできるだけ減らしていけるような体の使い方を一緒に整えていきます。
この記事では、
「体重が原因」と言われてきた膝のつらさについて、体重以外に考えられるポイントと、
今後の膝トラブルを予防していくためのケアの考え方をご紹介します。

■ 体重よりも「姿勢の崩れ」が膝を痛める理由

人の体は、立っているだけでも常に重力を受けています。
このとき、無理のない姿勢で立てていれば重力は骨で支えられるため、
筋肉や関節にかかる負担は比較的少なくてすみます。
しかし、姿勢が崩れて重心が前後や内外側にズレてしまうと──
膝関節が“ねじれた状態”で体重を受けることになります。

たとえば、

  • 骨盤が前に倒れている(反り腰)
  • 膝が内側を向いている(X脚)
  • 片脚に体重をかける立ち方が習慣化している

これらはすべて、片側の膝の内側や外側に偏った圧力を生み出し、
痛みや違和感の一因になると考えられます。

👉 関連記事:“脚のねじれ”が痛みを呼ぶ──整形外科では教えてくれない真実


■ 「動作のクセ」が負担を繰り返す

膝のつらさは、立ち方や歩き方などの“日常の動き方”とも深く関係しています。
たとえば、

  • 階段を下るとき、かかとからドンと降りてしまう
  • 立ち上がるときにカラダが前に倒れず、膝だけが前に出てしまう
  • 座るときに片側のおしりにだけ体重を乗せている

このような動作のクセが続くと、同じ部分に負担が蓄積して徐々に痛みや違和感が出てくることがあります。

フィジカルプラスでは、膝のつらさが出やすい場面を少しずつ減らしていくことを目指し、「どのような動作で痛みが出ているのか」まで丁寧に分析していきます。


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下関のフィジカルプラスでは、変形性膝関節症・半月板損傷後・階段や立ち上がりでの膝のつらさなどに対して、 姿勢と動作のくせを丁寧に確認しながら、膝への負担を減らしていくことを目指したサポートを行っています。
「体重のせいと言われた」「年齢だから仕方ないと言われた」と感じている方も、まずはこちらの専門ページをご覧ください。

膝のお悩み専門ページを見る

■ フィジカルプラスのアプローチ

画像検査などでは見えにくい「姿勢と動作のズレ」を、
理学療法士が身体の動きの連鎖(姿勢連鎖・運動連鎖)という視点からチェックしていきます。

施術の流れ(イメージ)

  1. 姿勢・重心バランスの評価
     → 立ち方・歩き方・骨盤の傾き等をチェックします。
  2. 動作のクセの確認
     → 膝の曲げ伸ばしや立ち上がり、階段動作などで負担のかかるパターンを整理します。
  3. 動き方の練習とエクササイズ
     → 正しい重心位置やカラダの使い方を、やさしいエクササイズを通じて身につけていきます。

ただ痛みのある膝をほぐすのではなく、「体全体の使い方」を少しずつ整えていくことで、
同じ場所に負担が集中しにくい状態を目指していきます。

🔗 詳しくはこちら:施術メニューを見る


■ 体重が増えても痛くならない人がいる理由

実際、体重が平均より多くても膝のつらさを感じていない方もたくさんおられます。
その違いは「体重そのもの」よりも、体重をどのように支えているか(体重のかけ方)にあります。
膝に極端な負担のかかる姿勢や動作でなければ、体全体で効率よく体を支えやすくなります。
つまり──
“体重”だけではなく、“体の使い方”が膝を守る鍵だと考えられます。
これは、年齢や体重に関わらず、今から少しずつ見直していけるポイントです。


■ やっておきたい、自分でできるアプローチ

ご自宅で取り組める膝まわりのケアや、体の使い方の工夫については、下記の記事でも紹介しています。
ご自身のペースで、できる範囲から試してみてください。


■ まとめ:膝のつらさの「本当の理由」を一緒に整理していきましょう

「年齢のせい」「体重のせい」と言われることの多い膝のつらさも、
姿勢や動作を見直すことで、ラクになったと感じる方も少なくありません。
膝の痛みは、今の“体の使い方”を見直すきっかけを教えてくれているサインとも言えます。
正しく動きやすい環境を整えていくことで、体重に左右されにくい歩きやすさを目指していくことができます(感じ方には個人差があります)。

膝のつらさが続いている方や、「体重のせいだから仕方ない」と感じている方は、
一人で抱え込まずに、まずは現状を整理するところから始めてみませんか。
下関のフィジカルプラスでは、膝の状態だけでなく、姿勢や歩き方を含めて丁寧にお話を伺いながらサポートしています。

アクセス・営業時間

下関市フィジカルプラス

住所:山口県下関市長府土居の内町2-9

電話:083-249-5081

アクセス:サンデン「城下町長府」バス停 徒歩3分/駐車場あり

営業時間:月〜土 9:30〜19:00 / 日・祝 不定休

▼ 痛みや動きのお悩みは、ひとりで抱え込まずご相談ください

現在のお身体の状態や生活状況をうかがいながら、
理学療法士が今後の過ごし方やサポートの選択肢をご一緒に整理します。

※ご相談のみのご利用も歓迎しています。
※こちらから無理にご案内することはありませんので、ご安心ください。

▼ フィジカルプラスへのアクセス(下関市長府土居の内)

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理学療法士(Physical Therapist)。
病院勤務時代には、延べ4万人以上のリハビリテーションに携わる。現在は「フィジカルプラス下関」代表として、痛みや動きにくさと向き合いながら生活や競技を続けていくためのコンディショニング支援を中心に活動。地元の中高生からプロアスリートまで幅広くサポートし、山口県スポーツ協会認定トレーナーとして10年以上国スポにも帯同している。

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